賃貸物件の駐車場トラブルって?対策方法は?

駐車場付きの物件を所有する大家様のなかには、駐車場トラブルに遭遇した方もいらっしゃるのではないでしょうか?
賃貸経営をするなかで、いつ、どのようなトラブルに巻き込まれるかは分からないため、トラブル対策をして備えることが大切です。
今回は大家様向けに、駐車場トラブルの対策方法をご紹介していきます。
今回のお悩み:駐車場トラブルの対策法が知りたい
所有するアパートの駐車場に、無断駐車されていて困っています。
大家が撤去するのは良くないと聞いたことがあり、何カ月も放置している状態です。
駐車場トラブルの対処法や、対策法を教えてください。
無断駐車や車上荒らし、はみ出しなど…駐車場トラブルは意外にも多く発生します。
私有地での駐車場トラブルは警察が介入できないケースもありますから、大家様はしっかり対策をする必要がありますね。
今回は、賃貸物件における駐車場トラブルの対策法をご紹介していきます。
①無断駐車
駐車場トラブルのなかでも大きな割合を占めるのが、無断駐車によるトラブルです。
無断駐車とは、駐車場の契約者以外が管理者の許可なく無断で駐車することを指します。
賃貸物件に駐車場が備わっている場合、駐車場代を家賃に含んでいるケースもありますが、一般的には家賃とは別に駐車場代を徴収します。
そのため、たとえ短時間でも、駐車場契約をしていない入居者や部外者がタダで駐車場を使用することは許されない行為です。
無断駐車されたスペースが契約中だった場合には、そのスペースの契約者は駐車ができなくなってしまい、大家や管理会社に連絡を入れることになるでしょう。
無断駐車されていることが発覚しても放置していると、大家が責任を問われることになる可能性もありますので、すぐに対処することが大切です。
対策法
無断駐車の対策としては、駐車場周辺に貼り紙を貼って注意喚起したり、空きスペースにカラーコーンを立てたりすることが挙げられます。
対策をしていても無断駐車されてしまった場合には、まず警察に相談しましょう。「ナンバープレート」、「色」、「車種」、「無断駐車されている場所」を伝えれば、所有者に連絡をとってくれます。
ただし、所有者と連絡がとれないこともありますし、警察は所有者の氏名や連絡先などは大家様に教えられません。賃貸物件のような私有地はレッカーもしてくれないので、警察に相談しても問題解決しないこともあります。
管理会社に車の撤去を依頼しても、レッカー時に車を傷つけた場合などの賠償問題や、移動先、保管場所の問題から、撤去は簡単ではありません。
自分で車を撤去しようとする大家様もいらっしゃいますが、撤去する際に傷を付けてしまうと大家側が責任を問われてしまいます。継続的に貼り紙で対応したり、悪質な場合はタイヤロックしたりすることが現実的な対応です。
②はみ出し
はみ出しは、駐車場の契約者同士で日常的に起こりやすいトラブルです。
車が駐車スペースをはみ出していると他の車は駐車しづらいですし、接触しやすくなるため車をこすってしまうこともあります。また、大きくはみ出している場合には駐車できなくなることもあり、非常に迷惑です。
何かトラブルがあった際には入居者同士で話し合ったりするのではなく、大家や管理会社が対処しなくてはなりません。
対策法
大家様が駐車スペースのはみ出しをしないよう促す方法としては、貼り紙で注意喚起することです。
大家が直接注意してしまうと注意された入居者が大家に対して不満を抱いたり、トラブルになったりする可能性がありますので、基本的には管理会社から注意してもらいましょう。
また、車が道路にまではみ出している場合は「自動車の保管場所の確保等に関する法律 第11条」に違反し、罰則が適用されることもあります。
③車上荒らし、自動車盗難
窓ガラスを割るなどして車内に侵入して金目の物を盗む「車上荒らし」や「自動車盗難」は、言うまでもなく犯罪行為です。
どんなに治安が良いエリアでも被害に遭う可能性はあるため、駐車場付きの物件を所有する大家様はしっかりと対策しなければなりません。
対策法
駐車場での車上荒らしや自動車盗難に対して大家様が責任を負うことはないのですが、入居者が安心して住める環境をつくることは大家の務めでもあります。
犯人は車上荒らし、自動車盗難の犯行に及ぶ際、「人の目」を気にしますので、防犯カメラやダミーカメラ、センサーライトなどを設置し、犯行をしにくい環境にしましょう。
④当て逃げ
賃貸物件の駐車場で当て逃げが発生した場合、基本的には当事者同士で解決することになります。
ただ、当て逃げによる傷は気付かないうちにできている事もあるため、「いつ、どこでできた傷なのか」、「本当に当て逃げされたのか」、「当て逃げしたのは誰か」などを特定することは困難です。
そのため、当て逃げによるトラブルはなかなか解決しないケースもあるようです。
対策法
大家としてできることは、駐車場に防犯カメラを設置して、当て逃げの証拠を押さえることです。防犯カメラがあれば「いつ」、「どこで」、「誰が」、「どの車に」当て逃げしたのかが分かりますので、当事者間でのトラブル解決の手助けとなります。
⑤事故
車同士の接触事故や建物、設備との接触事故は基本的に当事者同士で解決することになりますが、事故によって駐車場設備が故障した場合には、大家様が修理費を負担することもあります。また、駐車場設備が壊れて駐車場が利用できなくなってしまった場合には、その間の駐車場収益は得られなくなってしまいます。
対策法
人が車の乗り降りをするため、駐車場内での車や人の動きは不規則になり、事故が起きやすくなります。
大きな事故は人の命にもかかわりますので、大家様は事故が起きないようなレイアウトにするなどの対策をしましょう。
まとめ

今回は、駐車場トラブルの対策法をご紹介しました。
駐車場トラブルは意外にも起こりやすいトラブルですので、大家はトラブルが生じないよう事前に対策しておくことが大切です。
トラブルが起きた際に大家自身が対応することはオススメしませんが、トラブルの対処方法は知っておくべきでしょう。自分一人で解決しようとするのではなく、管理会社に相談しながらトラブル解決してくださいね。








