公開日:2021/03/20

水害に強いマンションの見分け方はある?選び方や対策方法を解説

マンションを購入しようと考えた時に気になることのひとつが、地震や火災、そして水害といった自然災害に強いかどうかです。集中豪雨や台風は甚大な被害をもたらしますので、きちんと水害対策することが大切です。
そこで今回は、水害に強いマンションの選び方や対策方法を解説いたします。

今回のお悩み:マンションを購入したいが水害時のリスクが怖い

マンションを購入したいのですが、水害が怖くてどのマンションにするか悩んでいます。
水害リスクが低いのは、どのようなマンションですか?

水害リスクを抑えるためには、いくつかのポイントを押さえてマンション選びすることが大切です。
以下で水害に強いマンションの見分け方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

水害によるマンションの被害

マンションは水害に強いイメージを持っている方もいらっしゃいますが、どのようなマンションでも水害による被害に遭う可能性はあり得ます。
具体的には、以下のような被害が想定されます。

  • エントランスが浸水し、出入りできなくなる
  • 部屋の中まで浸水する
  • エレベーターが運転停止する
  • 駐車場が浸水し、車が水没する
  • トイレの水が逆流する
  • 停電、断水する

など

火災保険の水害で補償されるもの

マンション購入時には基本的に火災保険へ加入することになりますので、水害によるマンションの被害が心配な方は「水災補償」を付けておくことをオススメします。
加入する保険によって補償範囲は異なりますが、以下のように補償される保険が多いようです。

洪水 台風、暴風雨、融雪などによる洪水での被害を補償
高潮 台風や低気圧などで海水面が上昇したことによる浸水被害を補償
土砂崩れ 大雨や集中豪雨などによる土砂崩れでの被害を補償

また、火災保険の水災補償は一般的に以下の要件に該当した場合に保険金が支払われます。

床上浸水の補償
床上浸水または地盤面から45cm以上浸水した場合
洪水、土砂崩れによる被害の補償
建物の評価額に対して30%以上の損害を受けた場合

マンションで浸水が起きる場所

マンションで浸水が起きる場所は以下の通りです。

  • 地下駐車場・ピット式機械式駐車場
  • 前面道路より低いエントランス
  • 1階住戸・半地下住戸
  • 地下施設

など

マンションは地下や低階層ほど浸水の被害を受けやすくなっています。上記は特に浸水被害を受けやすい場所となっていますので、ぜひマンション購入時の参考にしてください。

水害リスクを抑えるためのマンション選び

2階以上の部屋

マンションは低層階ほど水害被害に遭いやすいので、水害リスクを抑えたい場合は2階以上の部屋を選ぶようにしましょう。
高層階ほど水害被害は少なくなる傾向にありますが、2階でも浸水のリスクはかなり小さくできます。また、高層階であれば部屋が浸水する心配はありませんが、1階の受水槽ポンプや増圧ポンプが浸水して故障すると、水道が使えなくなる等のリスクがある点に注意してください。

マンションの構造

火災や地震に強い構造のマンションは数多く存在しますが、以下のように水害に強い構造のマンションも増えてきています。マンションを選ぶ際には、構造にも着目するようにしてくださいね。

  • 1階が駐車場
  • 防災倉庫がある
  • 勾配がついている
  • 電気室や非常用設備の構造が水害リスクに対応している

ハザードマップ

ハザードマップでは地震や火山、水害などの自然災害リスクを確認することができます。ハザードマップはインターネット上で見ることができますので、購入するマンションが水害に強いエリアかどうか確認しましょう。
なお、2020年8月に宅地建物取引業法施行規則が改正され、売買時の重要事項説明において、その物件が水害ハザードマップ上でどこに位置するのか説明することが義務化されました。

チェックしておきたいハザードマップ

ハザードマップは洪水、内水、高潮、津波、土砂災害、火山などの種類があります。そのなかでも、水害被害に遭いやすいかどうかを確認する際には以下の「洪水ハザードマップ」と「内水氾濫ハザードマップ」をチェックしておきましょう。

洪水ハザードマップ

洪水ハザードマップは大雨などで堤防が決壊した際に、被害を受ける恐れのある区域や被害の程度を示します。洪水による被害に遭った際の避難場所や避難経路なども記載されていますので、洪水のリスクが小さい地域でもしっかりと読み込んでおきましょう。

内水ハザードマップ

洪水と内水氾濫は発生するメカニズムが違うため、内水氾濫については「内水ハザードマップ」に記載されています。
内水氾濫とは、市街地などに多量の雨が降って、排水が追い付かずに建物や土地・道路などが水浸しになることです。市街地のマンションを購入しようと思っている方は、必ず確認しておきましょう。

マンションの管理組合でできる水害対策

水害や地震、火災などの自然災害については、管理組合としてしっかり対策をとることが大切です。水害対策については、以下のような備えをしておくと安心です。

土のう

土のうの常備は水害対策の基本です。
浸水対策に役立ちますので、万一の場合はエントランスなど浸水の被害に遭いやすい場所に設置すると良いでしょう。
女性でも簡単に設置できるものを用意して、マンション住民にきちんと使い方を共有しておいてください。

止水板

止水板とはその名の通り、水を止める板のことです。板で簡単に設置できて水の侵入を防ぐことができるため、女性でも設置しやすいメリットがあります。
土のうと同様に、エントランスや駐車場など、水が侵入しやすい場所に設置します。

定期的な訓練

土のうや止水板などを備えておくことは大切ですが、実際の水害時にきちんと対応できるように訓練しておくことも非常に重要です。
訓練では備品が置いてある場所や使い方などを共有し、管理組合の役員で「避難誘導係」、「備品の設置係」などの役割を決めておくと、水害時にもスムーズに対応できることでしょう。
水害以外にも地震や火災などの自然災害に対しては定期的な訓練を行い、マンション住民の防災意識を高めることが大切です。

まとめ

今回は水害に強いマンションの選び方や対策方法を解説しました。
ハザードマップを参考にして水害が起きにくいマンションを選ぶこともできますが、土のうや止水板などを用意しておくことで水害リスクを抑えることも可能です。

マンション選びは素人では判断が難しい部分がありますので、水害をはじめとした自然災害に強いマンションをお探しの方は、一度不動産会社に相談してみてくださいね。

収益物件に関するお問い合わせはこちら

お問い合わせ

電話でのお問い合わせも承っております。

0120-989-685

※ おかけ間違いのないようご注意ください。