公開日:2019/11/15 最終更新日:2020/01/31

空室対策になると話題の「ホームステージング」とは?

中古物件を魅力的に演出する「ホームステージング」はアメリカではよく用いられる販売手法ですが、日本ではあまり取り入れられていないのが現状です。けれど近年は導入数が増えてきており、賃貸経営する大家の間では徐々に認知度が高まってきています。

ホームステージングは有効な空室対策となりますので、大家さんにお勧めの手法です。

ホームステージングとは

ホームステージングは英語でHome Staging、直訳すると「家の演出」という意味になります。つまりホームステージングとは家具や雑貨、小物などで物件が魅力的にみえるよう演出する事なのです。

家の印象はわずか6秒で決まると言われていますから、部屋をモデルルームのようにお洒落にすれば「ここに住みたい」と思ってもらいやすくなります。
ホームステージングは中古物件を売り出す時はもちろん、賃貸に出す時にも用いられる手法で、その効果から徐々に注目を浴びてきています。

日本ホームステージング協会が公表した「ホームステージング白書2018」のなかで、賃貸物件におけるホームステージングの効果や費用について以下のように記載されています。

賃貸物件におけるホームステージングの効果・費用

空室期間
ホームステージング導入前までの空室期間:91日
⇩
ホームステージング導入後から成約までの期間:33日
費用
平均68,337円

ホームステージングのメリット

ホームステージングのメリットは何と言っても、空室対策になることです。ホームステージングは借主、貸主ともに以下のようなメリットがあります。

内覧が増える

ホームステージングをすれば何も置いていない殺風景な部屋をお洒落に演出することができ、内覧数の増加が期待できます。

近年は入居者募集の方法として物件検索サイトへの掲載は必須ですが、やはり魅力的な物件でなければ内覧の問い合わせは来ません。
サイトに掲載している部屋の写真が悪ければ内覧しようとは思われないため、綺麗で住み心地の良い部屋に見せる必要があるのです。

実際の生活がイメージしやすい

自分が暮らすことになるかもしれない部屋ですから、内覧者はその部屋で快適に暮らせるかを考えながら部屋をみていきます。
空っぽの部屋を内覧すると「どこに何の家具を置こうか」「広いのか狭いのか分からない」「家具・家電を設置したらどれくらいの広さになるのか」など色々な考えが頭をよぎりますが、ホームステージングされた部屋を内覧すると実際の生活がイメージしやすく、検討しやすくなります。

空室期間を短縮できる

先ほどご説明した通り、ホームステージングを導入した部屋は導入前に比べて入居が決まりやすいというデータが出ています。
空室期間が続くほどその分の家賃収入が減りますので、大家はできる限りの空室対策をして入居者募集をします。
賃料の値下げやWi-Fiの導入など様々な空室対策がありますが、そのなかでもホームステージングは効果的な空室対策のうちの一つです。

家具や小物はレンタルが可能

部屋に設置する家具や小物、雑貨…それら全てを自分で揃えると多額の費用がかかりますが、これらは業者に依頼してレンタルする事が可能です。
長期間利用するほどレンタル費用はかかりますが、空室期間が短ければ自分で購入するよりも費用を抑えられる事が多いようです。

また、業者に依頼するとホームステージャーがターゲット層や部屋に合った家具や小物を配置してくれるため、「成約しやすい部屋」を演出してくれる魅力もあります。

ホームステージングの注意点


内覧者は部屋の内覧時に「自分がこの部屋でどんな暮らしができるのか」を想像しますから、ターゲット層を考えてホームステージングをする事が大切です。
例えばファミリー向けのマンションであれば家族が団欒できるようなレイアウト、単身向けの手狭な部屋なら広々とした部屋に見えるレイアウトにする等の工夫が必要になるでしょう。

業者にホームステージングを依頼しても自分でやっても良いのですが、どちらを選択しても中途半端だと逆効果になる点に注意してください。家具だけを配置するなどの中途半端なホームステージングは内覧者にその場しのぎの印象を与え、魅力的な部屋とは思ってもらえません。

また、自分でホームステージングする場合には入居が決まった時にどこに備品を保管するのかを決めておきましょう。

まとめ

日本ではホームステージングの認知度が高いとは言えませんが、ホームステージング導入数は関東を中心に年々増えてきています。
導入数が増えているのはそれだけ効果が期待できるという事でもあるため、空室にお悩みの大家さんはホームステージングに挑戦してみても良いかもしれませんね。

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