大家が知っておきたい、クッションフロアの張り替えについて

「クッションフロア」は名前通りクッション性がある床材で、様々な場所で用いられています。
床材で部屋の印象は大きく変わるため、大家様にはこだわって欲しい部分です。
今回はクッションフロアのメリットやデメリット、張り替え費用など幅広くご紹介します。
今回のお悩み:クッションフロアに張り替えるべき?実際の費用について知りたい
フローリングがボロボロになってきたので、張り替えを考えています。
大家仲間にクッションフロアが良いと言われましたが、賃貸物件に向いているのでしょうか?
賃貸物件だけでなく、クッションフロアは一般住宅や店舗などでも利用されている、非常に人気の床材です。
安くて簡単に張り替えられる床材なので、一度クッションフロアの特徴や費用などを確認していきましょう。
クッションフロアとは?
クッションフロアとは、厚さ2mm~4mmほどの塩化ビニール素材でできたシート状の床材です。
フローリングなどに比べて水に強くクッション性もあるのが特徴で、リビングのほかキッチンやトイレなどの水回りにもよく使われます。
安価で簡単に施工できるため、リフォームでは人気の床材となっています。
どんな部屋に向いてる?
キッチンやトイレ、洗面所などの水回り
クッションフロアは塩化ビニール素材で防水性が高いため、キッチンやトイレ、洗面所などの水回りに向いています。
お掃除、お手入れも楽なので綺麗な状態を保ちやすいでしょう。
賃料の安い部屋
一般的には敷金を原状回復の費用にあてるため、賃料が安い場合には敷金だけでは原状回復できないケースがあります。
少しでも費用を抑えたいのであれば、フローリングよりも費用が安いクッションフロアがオススメです。
耐用年数などはフローリングに劣りますが、コストが安いためクッションフロアを好む大家様は多いようです。
ペット可物件
耐水性が高いことに加え、クッションフロアはその名の通りクッション性の高さが特徴です。ペットには滑りにくくて弾力性がある床材が良いとされていますので、クッションフロアはペット可物件に最適です。
また、餌の食べこぼしやトイレ周りで汚れても簡単に落とせるのも魅力です。
今は消臭効果のあるクッションフロアもありますので、ペット可物件を所有する大家様は検討してみてはいかがでしょうか。
クッションフロアのメリット
他の床材よりも安価
フローリングやフロアタイルなど他の床材に比べてクッションフロアは安価なことが大きなメリットです。
安価で交換しやすいため、原状回復がある「賃貸物件」にも向いているでしょう。
大家様が自分でクッションフロアに張り替えれば業者に依頼しなくて済むため、更にコストを抑えることが可能です。
施工しやすく、リフォームに向いている
クッションフロアの張り替えは大きく分けると「既存の床材を剝がして貼る方法」と「既存の床材の上から重ね貼りする方法」の2つの方法がありますが、どちらも施工しやすく、施工期間は短いです。
短期間で簡単に張り替えできますので、将来的には他の床材を検討していても一時的にクッションフロアにリフォームするのも良いですね。
色柄が豊富
クッションフロアはシート状の床材なので、無地、木目調、タイル調、大理石調など豊富な種類があります。
床面が変わると部屋の雰囲気も大きく変わりますので、競合物件と差別化するのに便利です。入居者層にあった色柄を選べば、入居率アップも期待できるでしょう。
クッションフロアのデメリット
重い家具を置くと痕がつきやすい
クッションフロアは柔らかい素材でできているため、重い家具や家電などを置くと床面に痕がつきやすいデメリットがあります。
痕だけではなく、物を落としたり擦ったりすると傷もつきやすいです。
変色・変形しやすい
塩化ビニールは熱に弱いため、ベランダ近くなど日当たりが良い場所にクッションフロアを貼ると、紫外線によって変色、変形しやすので注意しましょう。
通気性が悪い
クッションフロアは表面がビニール、下の部分は接着剤や下地合板となっています。
そのため通気性が悪く、洗面所や脱衣所など湿度が高い場所では粘着力が弱くなって剥がれやすくなり、剥がれてきた部分からカビになってしまうことがあります。
こまめに換気をして対策しましょう。
定期的な張り替えが必要
耐久性が低いため、クッションフロアは定期的な張り替えが必要です。
張り替えてから2~3年で傷や汚れが目立ち、部屋の印象が悪くなってしまいますので、基本的には入居者退去時の原状回復でクッションフロアを張り替えることになるでしょう。
クッションフロアの張り替え費用

クッションフロアは1㎡あたり材料費と施工費を合わせて2,200円〜4,500円ほどとなっています。既存のクッションフロアを交換する場合には、床と壁の隙間を隠したり、壁の傷付きを防止したりする「ソフト巾木」を取り換えることが多いです。
ソフト巾木は5,000円~8,000円かかりますので、一般的には6畳の部屋にクッションフロアを張り替えると総額3万円~5万円かかることになります。
クッションフロアの種類や依頼する業者、張り替える面積などによって金額は異なりますので、気になる方はまず業者に見積依頼してみましょう。
張り替えのタイミングはいつ?
安くて簡単に張り替えできるのがクッションフロアの魅力ですが、耐用年数はフローリングやフロアタイルよりも短いです。
クッションフロアの耐用年数は6年となっていますので、張り替えから6年経っていれば張り替えのタイミングと言えます。
前述した通り、クッションフロアは傷や汚れがつきやすいため2~3年で見た目が悪くなってしまいます。クッションフロアの張り替えは基本的に入居者が退去したタイミングでしか行えないので、原状回復の度に交換しても良いでしょう。
まとめ
今回はクッションフロアのメリットやデメリット、張り替え費用などをご紹介しました。
水回りや賃料の安い部屋、ペット可物件などクッションフロアが向いている部屋を所有する大家様は、クッションフロアの張り替えを検討してみてはいかがでしょうか?
床をクッションフロアに変えるだけで部屋の雰囲気が変わり、印象が良くなることもありますよ。








