ホームインスペクションの費用相場は?効果や注意点と合わせて紹介

「ホームインスペクション(住宅診断)」は専門家が住宅の瑕疵を発見してくれるため、不動産取引に非常に役立ちます。
改正民法で「契約不適合責任」が定められたことから、ホームインスペクションを実施する売主様は増えていくことでしょう。
そこで今回は売主様向けに、ホームインスペクションの費用相場や効果、注意点などをご紹介します。
ホームインスペクションとは
ホームインスペクションとは、住宅に精通した住宅診断士(ホームインスペクター)が、第三者的な立場から、住宅の劣化状況や欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期などを調査して適切なアドバイスを行うことです。
売主や買主は建物を見ても欠陥があるかどうか分からないことが多いため、不動産取引前にホームインスペクションをしておくと、建物の状態をきちんと知ることができます。
ホームインスペクションをする義務は売主にも買主にもありませんが、実施した場合には買主に対して重要事項説明をする際にホームインスペクションについての説明も行わなければなりません。
ホームインスペクションの費用相場
物件や検査の種類、検査会社によって費用は異なりますが、約5万円が相場となっています。
ただ、これは目視で行う一次診断の費用相場ですので、機材を使用して詳しく診断する場合には10万円以上かかることもあります。
ホームインスペクションの費用負担は売主がホームインスペクションを行った場合は売主負担、買主が行った場合には買主負担となります。
建物の所有者は売主なので、買主がホームインスペクションをする際には売主に許可を取って行わなければなりません。
ホームインスペクションのメリット
売却物件の現状を調査できる
専門家が第三者的な立場で住宅を診断してくれるため、ホームインスペクションをすると売却物件の現状を知ることができます。
2020年4月1日より施行された改正民法では「契約不適合責任」が定められ、契約の内容に適合しないものに対して買主は契約の解除や損害賠償請求、追完請求、代金の減額請求ができるようになりました。
買主からの責任追及を受けないためには売却物件の状態をきちんと契約書に記載する必要がありますので、ホームインスペクションが非常に役立ちます。
買主に安心感を与えられる
中古住宅は雨漏りやシロアリ、木材の腐食などの恐れがありますが、ホームインスペクションで住宅の状態が明らかになっていれば買主は安心することができます。
現在は売主側でホームインスペクションを行い、欠陥が見つかっていないことのエビデンスとして買主にホームインスペクションの結果を説明することが多いようです。
ホームインスペクションのデメリット
ホームインスペクション最大のデメリットとしては、費用がかかることが挙げられます。目視での診断でも約5万円、詳しく診断してもらうと約10万円はかかりますので、決して安い費用ではありません。
欠陥が見つかり、購入しないとなればホームインスペクション費用がかかるだけなので、特に買主側が行うにはハードルが高いでしょう。
また、ホームインスペクションをしたからと言ってすべての瑕疵を発見できるわけではありません。調査範囲は決まっていますし、設備は診断に含まれないことも多いため、不動産売買でのトラブルを完全に防ぐことができないのです。
ホームインスペクションの注意点
ホームインスペクション自体は1~3時間で終わるのですが、ホームインスペクションの申し込みから実施までにはおよそ1週間かかりますので、余裕をもって申し込むことが大切です。
検査会社にもよりますが、ホームインスペクションを実施して結果(報告書)を得るまでに1週間ほどかかることもあるため、申し込みから終了まで約2週間かかると考えておくと良いでしょう。
特に急いで売却をしたい方は、ホームインスペクションにかかる期間もきちんと考慮して売却活動を進めてくださいね。
まとめ

今回はホームインスペクションの費用相場やメリット、デメリットなどをご紹介しました。
ホームインスペクションをすることで買主は安心して物件を購入することができるため、これから不動産売却をお考えの方はぜひホームインスペクションの実施を検討してくださいね。








