公開日:2020/03/26 最終更新日:2020/04/24

インカムゲイン・キャピタルゲインとは?

投資を始めようとしている方は「インカムゲイン」、「キャピタルゲイン」という言葉を聞いたことがあるかと思います。

投資で得られる利益はインカムゲインとキャピタルゲインの2種類に分けられますが、それぞれの違いはお分かりでしょうか?
どのような投資をするにしてもインカムゲインとキャピタルゲインどちらを狙うかによって投資戦略が違ってきますので、まずはそれぞれの特徴をしっかり理解しておきましょう。

今回はインカムゲインとキャピタルゲインの特徴に加え、資産別にインカムゲインとキャピタルをご紹介していきます。

インカムゲインとは

インカムゲイン(income gain)とは、資産を保有していることで得られる利益のことです。
資産を保有している間のみ利益が生じるため、インカムゲインを狙うのであれば長期保有が前提となります。

インカムゲインのメリット

インカムゲインのメリットは、資産を保有しているだけで長期的(定期的、不定期的)に利益を得られることです。
例えば、銀行預金の利息はインカムゲインにあたり、口座にお金を置いている限り利息が積み重なっていきます。

資産を保有している期間は継続的に利益が得られますし、投資元本が減りづらくて安全性が高いためインカムゲイン狙いは初心者にお勧めです。

インカムゲインのデメリット

インカムゲインは安全性が高いとご説明しましたが、元本保証ではないため元本割れするリスクがあることも覚えておきましょう。
例えば、株式の配当などのインカムゲインは投資先が業績悪化に陥ると配当金額が減ったり、配当が支払われなかったりする可能性もあるのです。

そして、インカムゲインは1度に受け取れる利益が少ないため、投資額以上の利益を得るには時間がかかることもデメリットです。
長期的に資産を保有して着実に利益を得ることがインカムゲインの基本なので、短期間で大きな利益を狙う方にはインカムゲインは不向きでしょう。

キャピタルゲインとは

キャピタルゲイン(capital gain)とは、資産を売却することで得られる売買差益のことです。
一般的には株式や債券など価格が変動するものを安い時に購入し、高い時に売却して利益を得ます。

キャピタルゲインのメリット

キャピタルゲインはインカムゲインに比べて短期間で大きな利益が得られるメリットがあります。
インカムゲインは小さな利益をコツコツと積み重ねていくものですが、キャピタルゲインは1度の売却による利益を狙うものです。
したがって、資産価格が短期間で大幅に上昇すれば、その時点で売却して大きな利益を手に入れられます。

キャピタルゲインのデメリット

キャピタルゲインの最大のデメリットは、購入した価格よりも売却した価格が安くなってしまった場合に損失が出ることです。
キャピタルゲインは大きな利益が狙えますが、大きな損失が出るリスクもあるのです。
このように資産の価格が下落して損失が生じることをキャピタルロスと言います。

資産別のインカムゲイン・キャピタルゲイン


インカムゲインとキャピタルゲインが得られる資産は実に様々なものがあります。
そのなかでも、以下ではインカムゲイン、キャピタルゲインが得られる主要な商品の種類をご紹介します。

預金

普通預金や定期預金は利息がつきますので、インカムゲインを得ることができます。超低金利の今や預金で得られるインカムゲインは微々たるものですが、元本割れするリスクはほとんどないことがメリットと言えるでしょう。

なお、円と外貨を換えることは外貨を売買していることと同じですので、為替相場によって差益が生じる“外貨預金”はキャピタルゲインに分類されます。

投資信託

投資信託とは、投資家から集めたお金を投資信託運用会社が運用し、運用で得た利益を投資家に分配する金融商品です。
分配金はインカムゲイン、投資信託の売却で得た売買差益はキャピタルゲインとなります。

投資信託はプロに運用を任せられるため手間がかからないのですが、元本割れリスクや手数料を支払わなければいけない等のデメリットがあります。

株式投資

株式を保有していることで得られる配当金と株主優待はインカムゲイン、株式の売却で得た売却差益はキャピタルゲインとなります。

株価は景気や業績などで大幅に変動するため、株式投資はハイリスクハイリターンな投資商品です。
景気や金利、為替などの経済的要因、政治・地政学リスクなどの社会的要因、投資家の売買動向などの市場要因、企業業績や将来性などの個別要因と様々な要因が株価に影響しますので、株式投資で成功するためには経済動向や業界動向などの情報を分析しなければなりません。

FX

FXにおいては、通貨を保有していると付与される「スワップポイント」がインカムゲイン、通貨の売買で得る為替差益がキャピタルゲインとなります。

FXは為替レートの変動を事細かにチェックして利益を狙うため初心者には難しく、ハイリスクハイリターンな投資商品となっています。安易に手を出すと一瞬で大きな損失が生じることもありますので注意しましょう。

不動産投資

不動産投資では、アパートやマンション、戸建て住宅、駐車場などの不動産を貸し付けて得る家賃収入がインカムゲイン、不動産の売却で得た売却差益がキャピタルゲインとなります。
キャピタルゲイン狙いで不動産投資をする方もいらっしゃいますが、不動産投資では基本的にはインカムゲインを狙うべきでしょう。インカムゲインは賃料相場の調査や設備のテコ入れでコントロールすることができますし、インカムゲインが増えると次の物件を購入しやすくなるため、月々の収入をどんどん増やしていくことができます。上手く行けばキャピタルゲインで大きな利益を上げることも可能ですが、安い物件が出てくるかどうか、不動産価格が変動するかは運の要素も大きいですし、キャピタルゲイン狙いですと1回の取引で終わる為、利益の積み重ねがありません。
したがって、不動産投資ではインカムを得ることを基本とし、時期などを見て大きくキャピタルが出るのであれば売却する事をお勧めします。

まとめ

今回はインカムゲインとキャピタルゲインの違いをご説明しました。
どちらもメリット・デメリットがありますので、インカムゲインとキャピタルゲインどちらを狙うかは人それぞれの好みによります。

投資するのであれば、ご自身に向いている商品を選び、知識をつけたうえで綿密な投資戦略を立てることが大切です。
投資商品は数多くありますので、その中からご自身に合ったものを見つけてくださいね。

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