公開日:2021/03/27

マンション売却で火災保険が戻ってくる?返金額や解約手順を解説

マンション売却に伴って火災保険を解約すると、「解約返戻金」が戻ってきます。
ただし、すべての契約で解約返戻金が戻ってくるわけではありません。条件を満たさなければいけないため、予め解約返戻金が戻ってくるのかどうか確認が必要です。
そこで今回はマンション売却時における火災保険の返金額や解約手順を解説いたします。

今回のお悩み:マンション売却時に火災保険が戻ってくると聞いたのですが本当でしょうか?

マンションを売却すると火災保険が戻ってくると聞いたことがあります。一体どういうことでしょうか?

ある条件を満たしていれば、火災保険を途中解約した場合に解約返戻金が戻ってきます。
以下では条件や解約手順について詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてください。

火災保険とは

ローンを利用してマンション購入する際には火災保険への加入が必須となります。
火災保険とは、その名の通り建物が火災で被害を受けた際に補償してくれる保険で、補償対象は建物と家財に分かれています。
また、火災保険は火災以外にも水災や風災、ひょう災、落雷、破裂・爆発による損害も補償対象となるため、幅広く災害リスクに備える事ができます。
保険料は補償内容や建物の面積や築年数、構造、所在地によって決まります。

マンション売却時に火災保険料が戻ってくる?

マンションを売却して火災保険を途中解約したら、火災保険料が戻ってきます。ここで言う火災保険料とは、解約返戻金のことです。火災保険を途中解約すると、残りの契約期間の保険料が戻ってくるのです。
解約返戻金の金額は保険会社や契約内容などによって異なりますので、マンション売却する前にどれほど返戻金が戻ってくるのか確認しておくことをおすすめします。
また、マンション売却したからといって火災保険が自動的に解約されるわけではありませんので、自分で解約することを忘れないようにしましょう。

地震保険も加入していればその分も戻る

火災保険に地震保険を付帯している場合は、地震保険も解約返戻金が戻ってきます。地震保険は火災保険とセットで契約することになっていますので、火災保険を解約すれば地震保険も解約することになります。
火災保険と同様に残りの契約期間の保険料が戻ってきますので、地震保険に加入している方は火災保険と併せて解約返戻金を計算しておくと良いでしょう。

火災保険解約のタイミングは「引渡し後」

火災保険を解約するタイミングは個人の自由なのですが、解約タイミングはマンションの「引渡し後」が基本です。
マンション売却が終わったら火災保険を解約しようと考える方もいらっしゃいますが、マンションの売買契約が成立してから実際の引渡しまでには一定の期間が空いてしまいます。この期間に火災が起きてマンションに損害が生じた場合、売主が責任を負うことになるのです。
火災はいつ、どこで発生するか分からないので、買主にマンションを引渡した後に解約する必要があるでしょう。
仮に引渡す日程が決まっていたとしても、引渡し日が延期になってしまう可能性もありますので、確実にマンションを引渡した後に解約するようにしてくださいね。

火災保険料を取り戻す条件

火災保険を途中解約すると解約返戻金が戻ってくると説明しましたが、実はすべての契約で解約返戻金が戻ってくるわけではありません。
解約返戻金が戻ってくるのは、火災保険を長期一括で契約していて、売却時に契約の残存期間が1ヶ月以上ある場合です。

火災保険は最長10年の長期契約をすることがでます。長期契約すると「長期係数」という係数が保険料に掛けられ、火災保険料が割安になります。そのため、長期契約されている方も多いことでしょう。
簡単に説明すると、例えば10年で契約をしていた方が3年で途中解約をした場合は残存期間である7年分の解約返戻金が戻り、8年で途中解約をした場合は2年分の解約返戻金が戻ってくることになります。

売却時に戻ってくる火災保険料の金額

計算式

返戻金=一括で支払った保険料×未経過料率

未経過料率係数は保険会社によって異なり、契約後の経過年数によって決まる点に注意してください。

計算例

条件

  • 契約期間:10年
  • 年間保険料:1万円
  • 長期係数:8.2
  • 未経過率:50%
  • 売却期間:5年目で売却

計算例
長期一括保険料=1万円×8.2
       =8.2万円

返戻金=8.2万円×50%
   = 4万1,000円

マンション売却に火災保険を解約するときの流れ

前述した通り、火災保険は火災以外にも水災や風災などの自然災害による損害も補償してくれますので、マンション売却前に修繕で火災保険が使えるか確認しておきましょう。
マンションの売却・引き渡し後に修繕すべき部分が見つかった場合、売り主が修繕費を負担しなければいけません。売却前に保険を活用して修繕しておくと修繕費を抑えられますし、資産価値が高まるので売却金額を高く設定することも可能になるでしょう。

売却してマンションが買主に引き渡されたら、すぐに火災保険を解約します。保険会社に解約の旨を伝えると、返戻金還付に必要な書類も送付されてきますので、必要事項を記入して返送します。解約手続きが終わると、指定した口座に解約返戻金が振り込まれますので確認しましょう。

まとめ

今回はマンション売却時の火災保険解約における解約返戻金についてご説明しました。

解約返戻金が必ず戻ってくるというわけではありませんので、予め解約返戻金が戻ってくるのかどうか確認するようにしてくださいね。
条件に注意しつつ手順を踏めば、マンション売却時に解約返戻金が戻ってきますよ。

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