公開日:2020/04/20

窓で空室対策はできる!?窓の種類や防犯について

入居者にとっては防犯対策がなされている物件の方が安心感があるため、入居希望度も高まるものです。

空き巣は玄関から侵入してくるイメージが強いかと思いますが、実は窓から侵入されることも多くあります。
では、窓で防犯対策をするにはどのような窓ガラスを選べば良いのでしょうか?

今回はアパートやマンションなどの賃貸物件で防犯になる窓の種類についてご紹介していきます。賃貸経営をしている大家さんはぜひ参考にしてください。

住宅対象侵入窃盗の約6割が窓から侵入


(画像:警視庁「平成30年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況」より引用)

警視庁が公表した「平成30年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況」によると、住宅を対象とした侵入窃盗の侵入口は窓が56.8%と多くなっていることが分かりました。

空き巣と言えば玄関から侵入するイメージが強いのですが、実際は窓からの侵入の方が多いのです。

窓ガラスを割ったり、こじ破ったりして部屋へ侵入する手口が多いため、防犯性が高い窓ガラスにして防犯対策をすることが大切です。

窓ガラスの種類

フロートガラス

住宅やビルなどに一般的に用いられているのがフロートガラスです。フロートガラスは透視性や採光性が良いのですが、防犯などの特別な機能は備わっていません。
一般的なガラスですので流通量も多く、割れても直ぐに交換することができます。他のガラスに比べて価格が安いこともメリットでしょう。

型板ガラス

型版ガラスは、ガラスの片側に片模様をつけて外からの視線を遮るガラスです。
視線を遮ることができるため、浴室やトイレなどに使ってプライバシーを守ることができます。

網入りガラス

網入りガラスとは、ガラスに金属の網を入れた物のことを言います。ガラスの中に金網が入っていると防火対策になるため、防火地域では一般的に網入りガラスが用いられています。
防犯目的には適していないため比較的簡単に割られてしまいます。

強化ガラス

強化ガラスはガラスに熱処理を加えたもので、フロートガラスの3~5倍の強度がありますが、防犯性能はありません。
強度があるため割れにくく、万が一ガラスが割れたとしてもガラスの破片が細粒状になるため、ガラスの破片で怪我をしにくく安全です。
そのため、強化ガラスは住宅のほか、自動車やガラステーブル、学校や船舶の窓などにも用いられます。

合わせガラス

合わせガラスとは、2枚のガラスの間にフィルムを挟んで加熱・圧着したガラスのことです。
フィルムを挟むことで、ガラスが割れた時に破片が飛び散らないようになっています。
また、合わせガラスは紫外線を99%以上カットできるため、紫外線による人体への負担を軽減することも可能です。

ガラスの間にある中間膜の種類によって防犯、防音効果があるガラスになりますので、防犯対策をするのであれば防犯性能がある合わせガラスを選びましょう。
ちなみに、よく聞く「防犯ガラス」とは、中間膜を挟んで防犯効果をもたせた「防犯合わせガラス」のことを言います。

賃貸物件の窓ガラス修理費は貸主負担?入居者負担?


窓ガラスは空き巣や熱割れ、入居者の故意過失によって割れてしまうことがあります。窓ガラスが割れた際に気になる「責任の所在」は、窓ガラスが割れた原因によって決まります。

簡単にご説明しますと、窓ガラスの修理費が借主負担になるのは借主の故意過失が原因の場合で、それ以外の原因で窓ガラスが割れた場合には貸主負担となります。

例えば、借主負担の場合には以下のような原因が挙げられます。

  • 家具やボールが当たって窓ガラスが割れた
  • 借主が故意に窓ガラスを割った
  • 借主が飼っているペットが窓ガラスを割った
  • 子どもが窓ガラスを割ってしまった

一方、貸主負担となるのは以下のような原因が挙げられます。

  • 経年劣化や熱割れなどで、窓ガラスが自然に割れた
  • 空き巣が侵入する際に窓ガラスを割った
  • 台風などの自然災害で窓ガラスが割れた
  • 外からボールが飛んできた窓ガラスが割れた

空き巣がガラスを割って侵入した場合や自然災害で窓ガラスが割れた際などは、入居者が加入している火災保険でカバーできることが多いです。
窓ガラスが割れたら、まずは火災保険の契約内容を確認するようにしましょう。

まとめ:防犯に優れた窓は空室対策になる

今回は賃貸物件で防犯になる窓の種類についてご紹介してきました。
空き巣は窓から侵入することが多いため、防犯性が高い窓ガラスに交換すると大家・入居者ともに安心です。

いきなり防犯性が高い窓ガラスに交換するのは事業計画的に厳しいという大家さんは、ガラスに防犯フィルムを貼るなどの工夫をしましょう。また、古い物件で防犯対策をする場合は格子や防犯シャッターを取り付けるのが一般的です。

物件のセキュリティを重視する方は増えてきていますので、防犯ガラスなどの防犯に優れた窓は空室対策になると言えます。

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